従来大豆の播種作業は、耕起した圃場に機械で播種を行っています。
大豆の播種適期である7月上旬〜中旬は梅雨時期にあたり、雨が多く播種作業ができにくい状況にあるため、播き遅れ(7月下旬播き)になり、収量・品質が安定しないという問題を抱えています。
不耕起直播きは、麦畦を利用して圃場を耕起しない事で、降雨後すぐにトラクター等の機械搬入ができる
ため、適期播種が行え収量・品質が安定します。
佐賀県農業試験研究センターでは、大豆不耕起直播機を導入した場合の大豆作経営の改善効果を平成13〜15年度にわたり研究、導入することで播種適期の作業面積が慣行(耕起播種)の約2倍拡大可能であることを研究成果として発表されています。
(佐賀県杵島農業改良普及センター様製作のパンフレット「播きたい時にすぐ播ける大豆の不耕起播種栽培」より引用)
1.いつでも播種作業ができる
麦畦を残し耕起しないため表面排水に優れており、麦畦に停滞水がなくなれば、播種作業が可能となります。
2.出芽が安定し、苗立ちは良好
播種当日を合わせた5日間の降水量が50mmを超えても苗立ちが良好となる(慣行播種は悪くなる)
佐賀県での事例)
播種前後の降水量(平成17年)

苗立ち率の比較(平成17年 佐賀県武雄市の例)

播種後5日間200mmの降雨があったが、不耕起播種の出芽率が高かった。
3.播種労働時間の短縮
労働時間は慣行播種の2工程(耕起+畦立て播種)より40〜50%に短縮できます。
播種労働時間の比較(分/10a)※佐賀県農業試験研究センターデータから引用

4.収量・品質が安定
不耕起播種は計画通り適期播種ができるので、収量・品質が向上し安定します。
播種前に雑草の発生が見られる場合は除草剤の散布が必要です。
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