いよいよ春本番。早期の苗作りが始まります。
種を播き、そして苗を育て、田植えをする。毎年、営々と繰り返されてきた作業です。
昔から「苗半作」と言われるように苗のできにより作柄の半分が決まる非常に重要な作業です。「良い苗を作りたい」「良い苗を田植えしたい」は農家の皆さんの気持ち。時代とともに苗は買うものという考え方もありますが、苗を育む事を大事にしてほしいと思うのです。しかしながら、苗を作るための苗代作りは多くの時間と労力を費やす作業です。
「保温折衷苗代」は、昔からの伝統的な技法で特に早期栽培を可能としました。折衷苗代の“良さ”は、苗育成に必要な養水分を苗の力で吸収、自然の中で丈夫な苗を育むという先人達の知恵だったのです。
弊社では、この自然の中で苗を育成する事が大事であり、稲作りの基本は苗にあるとの理念から、この「折衷苗代」方式を取り入れた「土付成苗」「ポット成苗」システムを、世に送り出して来ました。今では多くの皆様にご活用いただいております。
とは言え、時代の流れの中で良質の苗を育成するための苗代作りが大変な作業になって来ました。
この度、みのる産業はこの大変な作業である苗代作りで良質な苗を育成する為の床作りを簡単に行うことができる「動力均平機・クイックレベラー(MOL-1)」を開発いたしました。
そもそもこの商品開発の発端は、弊社ホームページでもご紹介させていただいております“自然を愛し環境を考える百姓 赤木歳通さん”の提案により誕生したもので、まさに百姓の意見から生まれた機械といえます。赤木さんの「苗代作りが少しでも簡素化できれば」とのご意見に、早速弊社で試作機をつくり、昨年赤木さんの苗代にて使用していただきました。結果は上々で「20年間米作りをしてこれほど出芽が揃い、良い苗ができたのは初めて」とまでおっしゃっていただきました。重労働からの解放と良い苗を作っていただきたいという思いから、約1年間テストを繰り返しようやく今月より販売開始となりました。 |