春菊を対象としたハモグリバエの防除効果は、一往復処理で70%以上の成虫除去率というデータがあります(福岡県農総試)。害虫の多発時期には、繰り返し何度も作業を行うことで抑制効果は高まります。
また、「捕虫機」の場合、飛翔している雄よりも葉上で産卵・摂食活動をしている雌を捕獲する確率が高く、次世代の成虫発生も抑制されるという可能性もあり、物理的防除資材として革命的な存在といえます。
ただ、機械による物理的防除では100%の防除はできません。トラップ防除の併用やハウスへの網掛けといった工夫も必要です。複合防除で農薬の使用回数を減少させるのが大きな目的となります。
 |
|
福岡農業総合試験場
野菜栽培部 野菜チーム
主任技師/井出 治 |
|
 |
| ■捕虫機によるマメハモグリバエ成虫捕集率 |
 |
| 処理日 |
成虫数(匹/m2) |
成虫捕集率
(%) |
| 処理前 |
処理後 |
| 7月9日 |
4.3 |
1.3 |
70.4 |
| 7月10日 |
6.2 |
1.9 |
69.2 |
| 7月11日 |
13.3 |
2.9 |
78.6 |
| 7月12日 |
7.5 |
1.7 |
76.6 |
| 平均 |
|
|
73.7 |
|

※成虫数は葉上に着棲している成虫を目視により数えた。
処理後の成虫数は処理後30分後に数えた。
※成虫捕集率は1回往復処理による。
※供試品種:シュンギク「たつなみ」
条間25cm。6月4日播種 |