ポット成苗はうす播きで高い精度の均一播種を実現します。
発根スピードが速く、根量が多い大きな苗をつくることができます。
ポット成苗の苗は茎が太く根が多いので、倒伏に強い穂揃いの良い立派な稲に育ちます。
これからの稲作経営の効率化を実現するシステムです。


■育苗のタイムテーブル







自家採取の土を利用する場合は播種の30日位前にpH調整や肥料の混合を終わらせましょう。
純正培土は準備の手間が省け、更に播種機や苗に最適な環境が得られます。



1.自家採取箱土の湿らせ方
播種の1週間前に散水し、乾燥しないようにシートで被います。播種前日に撹拌し、水分が不足しているようであれば再度散水します。
水分量の見分け方は、苗箱に土入れし、播種機に通して、土押えロール軸のバネが上下に動かないのが適水分です。

2.肥料とタチガレンの混合
極初期の生育に必要な肥料分と根の発育促進の為に採取土に混合します。混合量の目安は右表を参照してください。 ■箱土2リットル(苗箱1枚分)当り
成分量 N.P.K 各0.6g(5月播種)
N.P.K 各0.8〜1g(4月播種)
タチガレエース粉剤 3〜4g


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秋のうちに、次の年の品種や数量を決定し早めに準備しましょう。
良い苗は、良い種籾が基本です。
種子予措は各作業を確実に行うことがもっとも重要です。



1.脱芒・枝梗の除去
播種精度に直接影響するため、必ず行ってください。
脱芒前には種籾をよく乾燥させることが重要です。
使用機具
風選脱芒機 粉衣脱芒機

2.選別・水洗い
みのる催芽機を使った比重選は食塩や硫安を使って選別します。その量は下表をご参照ください。水洗いは丹念に行いましょう。

■水10リットルに対する食塩または硫安の量
種類 食塩 硫安 比重
うるち米 2Kg 3Kg 1.13
もち米 1.6Kg 2.2Kg 1.08
使用機具
遠赤曝気式
催芽機

3.消毒
種籾の病原菌や線虫を防除し、苗の発病を防ぐ大切な作業です。特に馬鹿苗病の常発地域では、厳重に作業を進めましょう。湿粉衣法の消毒には、みのる粉衣脱芒機を使って乾籾重量の0.5%の薬剤を粉衣し、十分に風乾しましょう。消毒効果を高める上で、充分な風乾が重要です。 使用機具
粉衣脱芒機 遠赤曝気式
催芽機


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潅排水が便利で、pH値の低い土壌を選びましょう。野菜栽培跡やケイカル・石灰類の散布跡はさけましょう。
pH値は5.0前後に調整します。



1.耕起と土づくり
乾田状態で早めに浅耕し畝立します。毎年同一場所を苗代に使用する場合は、ハイフミンや苦土重焼燐等で土づくりをすると苗質が良くなります。
pHの調整にはサンドセットなどを床面に混入し調整します。坪あたり300gでpH1下がります。

2.施肥
播種の10日以上前までに散布し混合します。施肥量の目安は右表をご参照ください。 ■施肥量(成分量/3.3m2

5月播種 4月播種
N 20〜30g 40〜60g
P 50〜60g 100〜150g
K 40〜60g 40〜60g

3.床づくり
畑苗代では畝立し充分に砕土してフンワリとした状態にしておきます。
ハウスの場合は畝立はしませんが床面はフンワリと柔らかくします。どちらも箱並べの前日にタップリと散水しましょう。



折衷苗代は乾田状態で早めに浅耕し畝を立てます。箱並べの数日前に床面上まで水を入れ充分吸水させましょう。箱並べの直前に表面をドロドロにし均平にします。


使用機具
苗代均平具
LSL-1
根切りネット
動力均平具
MOL-1


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ポット成苗では均一な播種・効率の良い作業体系を目指して自動播種機を活用します。
機種はそれぞれの規模にあわせてお選びください。
また、みのる純正培土「ピートバイド」をお選びいただくと最適な箱土環境が得られます。



1.種籾の準備
約1ミリ出芽した催芽籾を陰干しをして乾燥する。

2.播種機の準備
ポット全自動播種機「まくDAY」LSPE-40がおすすめです。
コンパクト設計で土入れから播種・覆土・マス切りまで作業工程を一元化しています。1時間に約300枚(みのるポット448)の播種を可能にしました。
使用機具
回転播種機
LSP-2
全自動播種機
LSPE-40
全自動高速播種機
LSPE-6

3.箱土の準備
みのる純正培土「ピートバイド」がおすすめです。
みのるポット成苗システムの播種・育苗に最適な水分に調整しています。土づくりの手間を省くことで育苗作業工程を短縮します。
使用機具
みのる純正培土
「ピートバイド」


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苗代は地域や時期によって方法が異なります。
それぞれの方法でポイントを確認しましょう。



1.畑苗代
2.折衷苗代
3.トンネル苗代
4.ハウス苗代


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育苗の善し悪しは事前の準備と生育時の徹底した管理によって決まります。
強いしっかりとした苗を育てましょう。



障害 発生原因 対応
出芽が悪い 1.種籾の不良 ●選別(塩水選)の徹底と励行
●播き直し
2.水分過多 ●箱土が過湿の時は酸欠状態になっているので、被覆を取り除き水はけを良くする。
3.灌水不足 ●被覆を取り灌水する。(ハウス・畑苗代)
●床並べ後、3日目に覆土の水分状態を確認する。
4.苗箱密着不足 ●苗床を均平にし苗箱を密着させる。
●苗箱から根をおろすまで、乾燥しないよう灌水を行う。又は、湛水にする。
5.保温不足
(寒地・暖地早期)
●二重被覆し十分保温する。
●暖房機の使用。(最低温度10度)
6.催芽不足 ●催芽機を使用し、1〜2mmの均一な芽出しをする。
7.高温障害 ●高温(30度以上)時はハウス・トンネルの換気をする。
種籾の浮き上がり 1.箱土の水分不足 ●箱土水分を適正にする。
●みのる純正培土を使用する。
●ジョロで灌水する。
生育が悪い
(生育ムラ)
1.苗代の整地不良 ●苗床はできるだけ均平にする。
2.肥料不足 ●液肥200〜300倍で、1.5葉期、2.5葉期に施す。
3.乾燥(水分不足) ●苗床への苗箱の密着具合を確認、灌水又は湛水し覆土が湿る状態に管理する。
4.苗箱の設置が悪い ●灌水または湛水をし、根付くまで水管理を行う。
5.低温による生育停滞 ●夜間の保温(10度)を十分にする。
●低温日は灌水しない。
●夜間、水分過多にしない。
6.水分過多 ●異常湛水をしない。(トンネル・折衷)
●低温日は乾かない限り灌水しない。(ハウス)
徒長苗 1.育苗初期の伸びすぎ ●ハウス・トンネル内の温度を10度〜25度で管理する。
●被覆物の除去を遅れないようにする。
2.灌水過多 ●低温日、夜間の灌水は控える。
●節水管理する。
3.ハウス・トンネルが高温になりすぎ ●適正温度にする。
出芽ぞろい〜1.5葉.....10〜25度
   1.5〜3葉.....10〜20度
   3葉〜移植.....10〜外気温
ムレ苗
(生理的障害)
1.温度較差が大きい
(20度以上)
●昼間の換気を十分に行い昼間と夜間との温度較差を小さくする。(20度以下)
2.水分過多による根の活動低下 ●過灌水をさける、夕方・夜間及び低温日は灌水しない。(ハウス)
3.苗床のpHが高い ●pH(4.5〜5.5)矯正。
 pH調整剤を苗代作り時に混入する。
苗素質の低下 1.2.5葉〜3葉期
(離乳期)の温度較差
●温度管理の目安は、昼間20〜25度、夜間15〜18度。10度以下では生育が遅れ、出葉テンポが遅れるので、特に夜間の保温につとめる。
2.通期の高温管理 ●換気を十分にして低温管理。
3.3.5葉期以降の生長抑制 ●換気を十分にして灌水を十分にする。
4.灌水過多 ●低温日、夕方・夜間の灌水をさける。


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