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赤木さんの夏きたるらし・・・
いよいよ田植え本番から有機無農薬米作りの真骨頂へ
6〜7月をまとめて取材してお送りします。
5月31日
菜の花・カラシナなど、すき込みの頃訪問させていただきました。
豪快な風景を目の当たりにすることとなりました。背丈ほどある菜の花。トラクターがその中を掻き分けていく。花のけなげさあり、トラクターの力強さあり、土埃が赤木さんを励ましているかのよう・・・。
「そこのけそこのけお馬が通る・・」
これは菜の花の花びらがトラクターのラジエーターに詰まるのを防ぐため、赤木さん特製の「菜の花押し倒し板」です。
草丈120cm前後。トラクターの車速は4〜5km。代かき速度(中速の4速位)でパワーは全開。枕地のターンは安全のためエンジンの回転を1500rpmくらいに落とします。
爪の回転は最低速。車速に比べ爪回転が低速だから、爪に絡みません。経験の成せる技ありです。爪で小さくしようとして爪回転を上げると爪に絡まってしまいます。「急がばゆっくり回れ」といったところを学びました。
とにかく菜の花の頑丈な茎ゆえに、木っ端微塵とはいきません。
土ごとひっくり返された感じです。菜の花の可憐な一生を終え、土に戻る時が来ました。
一方、苗は播種後、25日目。見事なグリーンベルトが完成。苗揃いが良い。これがポット苗の醍醐味。気分爽快になれる瞬間です。
3.5葉苗に成長。
■6月の作業
6月17日/いよいよ田植え 播種してから40日
みなぎるポット苗に変身。5葉苗。葉が広く、がっちり型の苗が雑草にもめげない力強さを予感させます。
代かき後、田植え前の圃場。腐熟が進んでいます。
今年、取材する中でポット4条旧型機では写真写りが悪いのではと、それとなく気遣いしていただき、快く新型機パワーステアリング付
RX-410
に更新していただきました。
この日は試運転となりました。苗の草丈25cm。手慣れた赤木さんの運転術。これぞプロ。
条間33cm×株間30cm、坪当たり33株植え、超疎植。10a当たり苗箱枚数23枚。ここに有機無農薬米作りの原点があります。その前に省力と低コスト。苗箱は株間18cm移植38枚に比べ、40%の削減。箱土、種子、苗代面積で同じポット稲作でも40%の削減は大きい。
田植えも苗箱供給にかかる時間短縮が図れます。苗搭載枚数は
RX-410
で14枚。10a当たり30cm株間で1回の補給に対し、18cm株間では3回は必要となります。疎植移植は、省力とコスト削減の第一歩。そして今後どのような稲になるかで明暗を分けることとなるのです。
苗運搬も工夫が必要です。
苗運搬具LSPF-3
を使えば、苗代から1人4枚の運搬ができ、軽トラへご覧のように、荷台へ3×3セットの一段で18枚。3段重ねで54枚が一度に運べます。便利ですよ。
また、苗箱洗浄には省力機器としてポット苗箱積み重ね機LSCA-1があることをご存じですか。
電動ポット洗滌機LSCE-3
に接続するだけで、1人作業が可能です。
整然と35枚まで自動的に苗箱を重ねていきます。一見必要でないかもしれません。されど使ってみてモノの値打ちがわかる車の自動ロック機構を採用したアイデア商品。
洗浄作業はもっぱら女性の作業。この商品は奥様へ労をねぎらう商品と筆者は感じています。
6月29日/田植え後12日目
8〜10cmの深水.それでも半分以上水面から顔をのぞかせています。ポットならではのパフォーマンス。
土はトロトロに変化。ガスが湧き、ドロドロに水面は濁りで充満。ぶくぶく状態でした。
■7月
7月10日/田植え後23日目
開帳型の稲姿。逆三角形の見事なボディスタイル。化学肥料による栄養過多の肥満体型はなし。体脂肪率は0と言わざるを得ません。
水面ではカブトエビのシンクロナイズドスイミング。気持ちよくすいすいと・・・。
今年の除草選手権金メダル間違いなし。
水面下では、ドロドロした激戦が繰り返されていました。雑草の発芽を押える戦いに、どちらが勝つか。武器は菜の花が腐植される時にでる有機酸。有機製兵器の登場です。
7月20日/田植え後1ヶ月
10日毎、4倍に株が分けつしていきます。
株間30cmがこの頃になると、居住空間もままならないくらい、精力(勢力)のぶつかり合いが続く。
どの株も開帳型へ・・・。ポットでしか見られない稲姿。ポット1株当たりの本数2〜3本で確実に植え付けます。
1株当たりの本数が少なく、株間(30cm)で悠々とした環境で育てられ、食べモノは有機の自然食。
人生を大いに全うするなら、化学肥料(肉食)を避け、野菜などコレステロールを溜めない体質改善が必要なのです。
稲一生と人生は同じ。健康とは何か。稲が我々に教えてくれているようです。
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